オランダのVeghelに本社を置く仮想通貨取引所Anycoin Directは、ウェブサイトとTwitterのページを通じてリップル/Ripple(XRP)の上場を発表した。その理由として、ユーザーから多くの要請があったことをあげている。
リップル/Ripple(XRP)はユーザーからの要請のおかげでUpholdにも上場
ユーザーからの需要を理由にリップル/Ripple(XRP)が取引所に上場するのは初めてではない。3週間前に、サンフランシスコに本拠を置くUpholdはTwitterで4つの選択肢の中でどの仮想通貨を上場して欲しいかをユーザーに尋ねる調査を行い、その調査でリップル/Ripple(XRP)は他の仮想通貨を50%以上を上回る票数を集めたことが話題を呼んだ。
リップル/Ripple(XRP)は4月に入り、ヨーロッパの大手銀行のサンタンデール銀行がリップル/Ripple(XRP)を利用した国際送金アプリサービスを開始し、価格が大きく復活する等良いニュースもあり価格が大きく戻り始めている。
リップル/Ripple(XRP)上場についてAnycoin Directからコメント
「Anycoin Directにリップル/Ripple(XRP)を上場できることを非常に嬉しく思います!ユーザーからたくさんの要望をいただき、我々はリップル/Ripple(XRP)を上場させることに決めました」
「今後はAnycoin Directで利用可能なすべての支払い方法を使用してリップル/Ripple(XRP)を購入することができます。また、リップル/Ripple(XRP)を売却して、支払いをIBAN銀行口座から受け取ることもできます」
リップル/Ripple(XRP)の利点をAnycoin Directが述べる
そして、仮想通貨取引所Anycoin Directは取引スピードやスケーラビリティなど、他の仮想通貨とは違うリップル/Ripple(XRP)の多くの利点を述べている。
「リップル/Ripple(XRP)はより高速でよりスケーラビリティのある仮想通貨の1つです。現在の形式では、リップル/Ripple(XRP)は1秒間に最大1500の取引を処理できます」「こうした迅速で効率的な取引のため、世界中の銀行はリップル/Ripple(XRP)に関心を持っています」
リップル/Ripple(XRP)ウォレットにスパム防止のため最低保持数が設定
取引所は、リップル/Ripple(XRP)の上場を利用してネットワークがスパムされる可能性があることを認識しており、いつでもウォレットに最低20のリップル/Ripple(XRP)トークンをおいておかなければいけないと設定した。
「リップル/Ripple(XRP)ウォレットを使用する場合、常に20リップル/Ripple(XRP)トークン以上も保持する必要があります。これは、何千人もの人々がウォレットを開き、ネットワークがスパムされるのを防ぐためです」
「言い換えれば、リップル/Ripple(XRP)ウォレット内の最初の20リップル/Ripple(XRP)トークンは使用できず、そのウォレットに永遠に残ることになります」
リップル/Ripple(XRP)上場の意義とは?
リップル/Ripple(XRP)がAnycoin Directに上場したのは、1月下旬からの長期的な不況から仮想通貨市場が回復を始めたのと同時期である。
リップル/Ripple(XRP)は1月の記録的な高値から70%以上の価値を失ったものの、先週から徐々に回復傾向にある。Anycoin Directがヨーロッパで最も重要な取引所の1つであることから、上場したことはリップル/Ripple(XRP)が最も有力な仮想通貨になるための重要なステップといえそうだ。