安倍政権の退陣を求めて3万人もの人々が国会周辺でデモ。
このニュースはご覧になっただろうか?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180414-00000051-mai-pol
政治的立場、主張は別にして、直接政治に対して声を上げることは大切なことだ。
僕自身も、学生時代は、円山野外音楽堂から祇園、四条河原町、河原町三条を通り、京都市役所前まで、デモによく参加したものだった。
日本は、世界で第2の経済力を持つ先進国。
ずっと、こう言われてきた。
しかし、今では、日本は中国に第2位の座を譲渡し、第3位となっている。
これが、50年後になるとどうか?
日本経済団体連合会(経団連)が設立したシンクタンク、21世紀政策研究所さんが予測した2050年のGDPランキングがこちらとなる。
→http://wakus.jp/gdp-ranking-japan
1位 中国(BRICs)24兆ドル +1UP
2位 アメリカ 24兆ドル
3位 インド(BRICs)14兆ドル +4UP
4位 日本
日本は、3位から4位へとわずかに1ランク後退しているだけだが、それ以上に注目すべきは、中国が1位となり、インドが日本を抜いて第3位となっていることだ。まさに、アジアの時代と呼ばれる所以だろう。
この予測を、どのように評価するのかは、人それぞれだろう。
しかし、僕自身は、かなりシビアな見方をしている。というのは、上記の予測は、かなり甘く見ての予測であり、シティグループとゴールドマンサックスは8位に後退するとも予測しているのだ。
また、Brics(ブラジル、ロシア、インド、中国)やBRICsについで21世紀有数の経済大国に成長する潜在性の高い11ヵ国、NEXT11と呼ばれる、イラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナム、メキシコなどなども、今でもその発展は著しいものがある。
日本は、第2次世界大戦で敗戦国となった。そこから、勤勉な国民性から目覚ましい経済発展を遂げて、今日の到達がある。今、必要なのは、成熟社会を迎えた今、政治でも、経済でも、社会の分野でも、円熟した関係構築のために互いが知恵を出し合い、折り合いをつけていく術をみんなが身につけることだろう。
ところが、肝心要の政治の世界を見ると、文書の書き換え、捏造、嘘の上塗り、などなど、世界から見ると、本当に恥ずかしいような醜態を見せている。
もっと、議論すべきことがあるだろうに、情けないと思うのは、僕だけではないだろう。
いま、世界が日本に求めているのは、世界の希望となる活力ある姿だろう。
僕は、もう政治の世界から身を引いているので、デモの先頭に立つことはないが、アジアの国々を歩くたびに、その国の人たちの希望となるような国の一員でありたいと心から思う。だから、自分ができることを、コツコツと広げていこうと、密かに決意している。