ナマの五木寛之さんを、この目で見てみたい。
そしてお話を聞いてみたい。
そんなノリで、京都市内の大垣書店の主催で開かれた、作家の五木寛之さんのトークイベントに、先日参加して来ました。
東京堂出版から出された新刊『作家のおしごと』の出版記念で開かれたものだが、とても新鮮でトークも軽快、あっという間の90分でした。

五木寛之さんは、自身を『雑民』と称されるように、小説家はもちろん、コラムニスト、ラジオのMC、講演家など、まさにマルチに活動されている。特に、日刊ゲンダイのコラム『流されゆく日々』は、42年間も続いており、ギネス認定されたほど。
87歳とは思えない、滑舌、話の力強さ。もちろん講演の内容が、素晴らしかったのはいうまでもありません。
人間は、生きていく中で、さまざまな環境、人間関係に置かれる。その中で、多様な価値観、人間性と交わる中で自らの価値観を作り上げていく。それは、1つとして同じものはないし、無駄なものは勿論ありません。
人からどうみられるが、ではなく、自分が納得いく人生を送れているか?それこそが大切で、それは、多様な仕事、環境、人間の中で揉まれることが大切なんだ。
そんなことを五木寛之さんのお話から感じとりました。
個人的には、1960年代、三島由紀夫さんが作詞、歌、出演という映画の主題歌の当時の音源を聴けたのが最高に楽しかったです。